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IT BITES

2007年02月17日23:40:09





今日紹介するイギリス出身の『IT BITES』は不思議なバンドでした。

1986年に『The Lad In The Windmill』でデビューした彼らはジャンル的には

プログレのカテゴリーで言われていましたが、

テクニカルな展開などは確かにプログレのそれと言った感じでしたが、

ポップなセンスはイギリスのニュー・ウェイヴのそれに近いものがありました。

当時イギリスのハードロック・シーンは瀕死の状態で、

そんな状況の中でデビューした彼らはある意味救世主的存在でした。

その音楽性は英国のバンドらしい気品と確かな演奏力に裏打ちされた

高度で独創的なプログレ・サウンドを展開していました。

メンバーのルックスの良さもあって日本では女性ファンも多く、

またお堅いプログレ・マニアからも評価され、順調にバンドが存続していたら

現在のプログレ界の構図もかなり変わっていたかも知れません。

それほどオリジナリティを誇っていた彼らだけにアルバム3枚をリリースした後に

中心人物の“フランシス・ダナリー”が突然脱退したことは残念です。

『IT BITES』は昨年再結成しましたが、フランシス・ダナリーの名前はありません。

そんなわけで彼らのお勧めと言っても3枚しかリリースしてませんが、

適度なハードロックテイストが爽快な2ndアルバム『Once Around The World』です。

さて再結成した『IT BITES』の復活劇は再びシーンに“噛み付く”ことが出来るでしょうか。


Posted by アナログ・キッド