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WATCHTOWER

2007年02月27日23:03:06





1枚のアルバムだけで伝説と呼ばれるバンドはいくつかあります。

それが“一発屋”と呼ばれることが多い中でこのアメリカの『WATCHTOWER』が

1989年にリリースした2ndアルバム『CONTROL AND RESISTANCE』が

後世に残した影響力や知名度は桁外れです。

俗に言うテクニカル・スラッシュ・メタルと呼ばれたそのサウンドは怒涛の変拍子の嵐で、

『MEGADETH』が打ち出したインテレクチュアル・スラッシュ・メタルをもっと発展させた

コンプレックスを爆発させたサウンドでした。

スラッシュ・メタルのアグレッションと『RUSH』や『DREAM THEATER』的なプログレッシヴな

リズムパートを激しいまでもミックスさせたサウンドは今の時代になっても

追従する同系統のバンドのプロトタイプになっています。

ハイトーンに攻めるヒステリックなヴォーカルに複雑極まりなく爆走するインスト・パート、

間違いなく今後もこのジャンルにおいて伝説とされるバンドでしょう。

独創的なサウンドを作り出した『WATCHTOWER』、

彼らの功績・評価は今後も色褪せることはないでしょう。

間違いなくテクニカル・メタルの究極の名盤!  

Posted by アナログ・キッド

BOSTON

2007年02月26日22:51:15





『KANSAS』や『STYX』と同時期にとてつもなく人気のあったアメリカン・プログレ・バンドと言えば

マサチューセッツ工科大学卒業と言うキャリアを持つ“トム・ショルツ”率いる『BOSTON』です。

1976年にリリースしたデビューアルバム『BOSTON(邦題:幻想飛行)』は全米で800万枚を

セールスするビッグ・ヒットとなります。

シングルの『More Than A Feeling』のメロディアスでキャッチーでドラマティックなナンバーから

証明される通り、緻密でダイナミックでスペーシーなロックは

当時アメリカンロックを席巻した産業ロックの象徴とも言えるサウンドでした。

1978年には2ndアルバム『DON''T LOOK BACK』をリリース、全米No.1を獲得し

700枚万枚のセールスを上げ、2ndアルバムにして名実ともアメリカを代表するロックバンドへ

名乗りを上げました。

しかし順風満帆に思われた彼らのその後にあんなキャリアが待っているとは

誰も想像しなかったでしょう。

緻密なサウンドを追求し膨大なレコーディング時間を費やすトム・シュルツと

レコード会社側との亀裂やバンド内のメンバーとのいざこざなど、

結局3rdアルバム『THIRD STAGE』をリリースするのは8年後1986年になるのです。

しかし、ファンは待ち望んでいました、アルバムとシングルの『Amanda』は見事全米No.1を

獲得するのです。

そして予定通り(!?)8年後の1994年に4thアルバム『WALK ON』をリリース、

少し早い(!?)ペースで6年後の2002年に5thアルバム『CORPORATE AMERICA』を

リリースし、今も地道に活動しています。

そんな彼らのお勧めはデビューアルバム『BOSTON(邦題:幻想飛行)』です。

勿論2ndアルバムも同格くらいに素晴らしいアルバムです。

シンセサイザーは一切使っていないと言うことで有名だった『BOSTON』、

大陸的なキャッチーなメロディーラインとドラマティックな楽曲、

1音を聴いただけで“トム・ショルツ”と分かるギターのトーン、

職人トム・ショルツが操縦する宇宙船『BOSTON』号は今日も広いこの空を浮遊していることでしょう。  

Posted by アナログ・キッド

STYX

2007年02月23日20:49:46





アメリカン・プログレのバンドの中で忘れてはいけないのがこの『STYX』です。

1972年にデビューした彼らは当時からプログレ的な大作志向を打ち出していました。

しかし、やはり彼らをメジャーに押し上げた牽引者は1975年に加入したトミー・ショウに

他ならないでしょう。トミー加入後リリースした1976年のアルバム『Crystal Ball』で早くも

トミーのコンポーザーとしての才能を発揮、バンドに多彩なサウンドを吹き込みました。

翌年1977年の『The Grand Illusion』は全米6位になるビッグ・ヒットになります。

1979年にリリースしたアルバム『Cornerstone』からのシングル“ベイブ”が全米1位に、

この頃からプログレ度が薄れ産業ロック的なポップ色を強めて行きます。

そして、そんなポップ感とプログレ感お見事に融合させた1980年にリリースした

コンセプトアルバム『Paradise Theater』は遂に全米No.1を記録するモンスターアルバムと

なります。

1982年には待望の初来日を果たし、1983年に「ドモアリガット、ミスターロボット」で有名な

“Mr.Robot”を収録した『Kilroy Was Here』をリリース。

コンセプトアルバムとはなっていますが、サウンドは完全にポップ色ばかりが耳につき、

以前のようなドラマティックな曲調の影を薄め、これを期にバンドは一気に失速していきます。

そんな『STYX』の最大の武器は3人のリード・ヴォーカリストと擁していたことです。

バラード系が得意な“デニス・デ・ヤング”、ハードポップ系のハイトーンが魅力の“トミー・ショウ“、

へヴィ・メタリックなスタイルの“ジェイムス・ヤング”、

曲調によってリード・ヴォーカルを換えるスタイルは日本で言うならアルフィーに似たスタイルです。

そんなわけで彼らのお勧めアルバムはやはり全米1位に輝いた『Paradise Theater』です。

ドラマティックかつコンパクトにまとまったコンセプトアルバムは

彼らの残した最高傑作の産業ロック・アルバムでした。  

Posted by アナログ・キッド

KANSAS

2007年02月22日23:33:24





アメリカン・プログレの代表的なバンドと言えば、まずこの『KANSAS』の名前が挙げられます。

1974年にデビューした彼らはロックバンドには似つかないヴァイオリンをフィーチャーした

バンド形態を形成していました。キーボード奏者も2人使ったりと、

こう聞くとクラシカルなサウンドを模索してるように思われますが、彼らはどちらかと言うと

アメリカ人らしいカントリーテイストを持っているバンドでした。

そんな彼らが大ブレイクすることになるのは1977年にリリースした

『LEFTOVERTURE/邦題:永遠の序曲』です。全米5位を記録、シングルカットされた

『Carry On Wayward Son/邦題:伝承』も11位とスマッシュ・ヒットします。

翌年にリリースした『POINT OF NO RETURN/暗黒への曳航』は全米4位となり

シングルカットの『Dust In The Wind/邦題:すべては風の中に』も4位になります。

バンドはその後中心人物であった“スティーヴ・ウォルシュ”の脱退を期に失速。

解散状態になったところに現『DEEP PURPLE』の“スティーヴ・モーズ”らが加入し復活、

1987年に再結成アルバムをリリースしますが、全盛期のようなドラマティックなサウンドは

影を薄くしていました。

彼らのサウンドは同時期に活躍していた『BOSTON』とは違い、

欧州的なウェットに満ちたプログレッシヴ・サウンドが特徴でした。

そんな彼らのお勧めアルバムは勿論先ほど挙げたアルバム2枚ですが、

ここは入門編として聴くには最適な『The Best of KANSAS』を紹介します。

全盛期の彼らの代表曲がそつなく収録されています。

欲を言えば“Magnum Opus”を収録しておいて欲しかったです。

このアルバムは1984年にリリースされましたが、

1999年にリマスタリングされ3曲追加されて再リリースされました。

アメリカン・プログレの金字塔、『KANSAS』は偉大なるバンドでした。   

Posted by アナログ・キッド

SHADOW GALLERY

2007年02月21日23:24:45





アメリカ出身のプログレ・メタル・バンド『SHADOW GALLERY』をご紹介します。

彼らがデビューしたのは1992年で、あの『DREAM THEATER』の名作の2ndアルバム

『IMAGES AND WORDS』をリリースした年とあって、

シーンはプログレ・メタルの波の機運が浮上していた時代です。

70年代プログレのフレーバーと正統派ハード・ロックを融合したサウンドは、

テクニカルに走るプログレ・メタルではなく、楽曲重視のストーリー性を持ったドラマティックな

展開を基調としています。

“静”と“動”のコントラスト、叙情的な大作志向のサウンドに、その風貌からは想像出来ない

クリーンで優美な“マイク・ベイカー”のヴォーカルが見事に融合されて、

メロディアスで高品質のプログレ・ハードを築いています。

お勧めアルバムは1995年にリリースした2ndアルバム『CARVED IN STONE』です。

1stアルバムから飛躍的な成長の跡が見られるアルバムです。

高い音楽性と芸術性を持ったバンドです。  

Posted by アナログ・キッド

ZERO HOUR

2007年02月20日22:59:49









『DREAM THEATER』のフォロワーは数あれど、このアメリカ出身の『ZERO HOUR』は

そんなバンドの中でもひとつ抜きに出た存在であるように思えます。

徹底首尾に攻めまくるテクニカルなインストルメンタル群、ギターもキーボードもベースもドラムも、

ありったけのテクニックを見せつけるサウンドはプログレ・メタルの理想系とも言えます。

アグレッシヴかつスリリングな変拍子の嵐、『DREAM THEATER』のようなキャッチーな部分は

少ないかも知れませんが、ダークなサウンドの中にも輝く卓越した各メンバーの演奏力に

『ZERO HOUR』の世界に引き込まれて行きます。

昨年に4枚目もアルバムをリリースして、初期のようテクニカル度はトーンダウン

しているようですが、こん後もプログレ・メタルの代表選手として活躍して欲しいです。

そんな彼らのお勧めアルバムは1999年のデビューアルバムにボーナストラック3曲を

追加収録した『Metamorphosis』です。

『ZERO HOUR』の真骨頂とも言えるドラマティックでテクニカルなプログレ・メタルを

聴くことが出来ます。  

Posted by アナログ・キッド

LANA LANE

2007年02月19日23:34:23





一口にプログレッシヴ・ロックと言ってもその中でまた細分化されており、

アメリカ出身の『LANA LANE』は変拍子を多用するテクニカルなプログレッシヴ・ロックとは

違う方向性を持っているバンドでした。

1995年のデビューアルバムは限りなくハード・ロック的なサウンドをベースにした

シンフォニックなロックで、そこに“ラナ・レーン”の澄んだ伸びやかなヴォーカルと

“エリック・ノーランダー”のハモンド・オルガンが華麗に舞うと言う、一種AOR的なロックでした。

だからと言って産業ロック的なポップ感はなく、幻想的でウェットに満ちたサウンドでした。

『LANA LANE』のお勧めのアルバムは2ndアルバム『Curious Goods』です。

癒し系とは一味違うメルヘンの世界へ誘うような『LANA LANE』のファンタジー・ロックを

堪能出来ることでしょう。

ヤチェク・イェルカの描くお伽話の本を連想していまいそうなアート・ワークも絶品です。  

Posted by アナログ・キッド

CIRCUS MAXIMUS

2007年02月18日22:49:03





良質のプログレ・メタル・バンドのアルバムをリリースするSensory Recordsから

2005年にデビューしたノルウェー出身の『CIRCUS MAXIMUS』のデビューアルバム

『The 1st Chapter』をご紹介します。

高度なテクニックとドラマティックな楽曲は新人とは思えない完成度を誇っています。

『DREAM THEATER』的なへヴィなプログレ・サウンドにメロディアスでキャッチーな

歌メロやハーモニーなど、広くメタル・ファンにも聴いてもらえる奥行きの広さを感じるサウンドです。

リリカルなギター・ソロや叙情的なキーボードなど、聴かせどころは満載です。

とりわけ4曲目のインストルメンタル・ナンバーは各メンバーの卓越したソロが聴くことが出来ます。

ここ最近で聴いた新人バンドの中では群を抜く素晴らしさで、これほどのアルバムが

どうして日本でリリースされないが不思議なくらいです。

彼らの1stチャプターは更に2ndチャプターではどんな成長の跡を見せてくれるのか、

今から楽しみです。  

Posted by アナログ・キッド

IT BITES

2007年02月17日23:40:09





今日紹介するイギリス出身の『IT BITES』は不思議なバンドでした。

1986年に『The Lad In The Windmill』でデビューした彼らはジャンル的には

プログレのカテゴリーで言われていましたが、

テクニカルな展開などは確かにプログレのそれと言った感じでしたが、

ポップなセンスはイギリスのニュー・ウェイヴのそれに近いものがありました。

当時イギリスのハードロック・シーンは瀕死の状態で、

そんな状況の中でデビューした彼らはある意味救世主的存在でした。

その音楽性は英国のバンドらしい気品と確かな演奏力に裏打ちされた

高度で独創的なプログレ・サウンドを展開していました。

メンバーのルックスの良さもあって日本では女性ファンも多く、

またお堅いプログレ・マニアからも評価され、順調にバンドが存続していたら

現在のプログレ界の構図もかなり変わっていたかも知れません。

それほどオリジナリティを誇っていた彼らだけにアルバム3枚をリリースした後に

中心人物の“フランシス・ダナリー”が突然脱退したことは残念です。

『IT BITES』は昨年再結成しましたが、フランシス・ダナリーの名前はありません。

そんなわけで彼らのお勧めと言っても3枚しかリリースしてませんが、

適度なハードロックテイストが爽快な2ndアルバム『Once Around The World』です。

さて再結成した『IT BITES』の復活劇は再びシーンに“噛み付く”ことが出来るでしょうか。  

Posted by アナログ・キッド

PENDRAGON

2007年02月16日23:49:55





ネオ・プログレと呼ばれたポンプ・ロックと言うジャンルのバンドで真っ先に頭に浮かぶのが

このイギリス出身の『PENDRAGON』です。

ギター&ヴォーカルの“ニック・バレット”を中心にキーボードの“クライヴ・ノーラン”の

華麗かつシンフォニックなプレイがこのバンドの魅力で、

ポップでメロディアスでドラマティックな世界観を構築していました。

1985年デビュー以来、気がつけば20年経過するベテラン・バンドになってしまいましたが、

今もなお精力的に活動はしているようです。

残念ながら日本のシーンにおいてポンプ・ロックの知名度は著しく低く、

『PENDRAGON』も当然のように低い評価に甘んじています。

ファンタジックで親しみやすいメロディー、いわゆる癒し系のプログレと言っていいでしょう。

『PENDRAGON』のお勧めのアルバムは1996年にリリースした9thアルバム

『The Masquerade Overture』です。

素晴らしいアートワークからも想像出来るファンタジックで優美なサウンドが展開されています。

クラシカルなキーボードのアレンジなど、英国のバンドらしい気品とセンチメンタリズムが

生きづく素晴らしいアルバムです。  

Posted by アナログ・キッド